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切腹の間 :: 畳のほりごめ 仙台

xpwiki:切腹の間

切腹の間とは anchor.png

  • 武士が切腹する際に使用するものとして、屋敷にしつらえた部屋のこと
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現代での多数意見 anchor.png

  • 真ん中に半を入れた四半の敷き方は切腹の間である
  • 切腹の際にはその半裏返して汚れないようにして切腹した
  • 左回りの敷き方は寺社のマーク「卍」になり切腹の間になるが、右回りの場合は問題が無い
  • 切腹の間を自宅に作るのは縁起が悪い
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検証・考察 anchor.png

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実在したのか? anchor.png

  • 画像から見るに、七半の部屋が切腹の間のようです。
  • の敷き方は、中半の四半+三ではありません。
  • 敷き方は屋敷が建てられてから変更があった可能性もありますし、「隣の三が検死の部屋」という話もありますが、少なくとも柱などの構成から見て、途中に敷居や柱は無く最初から七半であった可能性の方が高いです。
  • よって「中半の四半が切腹の間である」という話は証明できません。
    • となると「左回り・右回り」の区別は無い、と言えます。
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切腹の仕方 anchor.png

  • 後述しますが、切腹は単なる自殺とは違い、武家の作法でもあったため、正式な切腹についてはかなり細かい作法がありました。 wikipediaより 切腹
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切腹の概念 anchor.png

  • 切腹は、単なる自殺や、刑罰としての死罪(斬首)とは意味が違い、武家としての責任を取る一つの形式と考えられていました。
  • そもそも自身の腹を切るというのは、かなりの苦痛を伴い死にきれない場合も多く、介錯が必要となっていました。
  • 単なる自殺として切腹を選ぶことは少なく、身投げ・入水・首つりが殆どでした。
  • 切腹はその行為を知らしめる意味もあり、武家が自身や一族の名誉を守る意味合いもありました。
  • 武家が死罪(斬首)となった場合に「切腹すらさせてもらえなかった」という不名誉な死が言い渡されたとの意味になります。
  • 前述の代官屋敷でも、屋敷に切腹の間をしつらえたのは「何か問題が起きれば、切腹すら行う覚悟で職務にあたる」という強い責任感の表れと言えます。
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結論 anchor.png

以上のことから、四半の部屋が切腹の間という考え方は無かったと思われ、それによって「半をひっくり返して~」や「卍の敷き方は~」などということも無かったと思われます。

そして、切腹自体は人の死に関わることで軽々しく言うべきでは無いのでしょうが、少なくとも「縁起が悪い」などの感覚を持つものではないでしょう。

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注意点 anchor.png

  • 上記記述は、考察から風評を否定したものであり、証拠を持ってして否定したとは思っていません。
  • が、しかし風評が大多数を占める場合に、いくら正しいと言うことであっても、それを説明できないことや、第三者がどう思うのか?なでを考える必要はありそうです。
    • 例 いわゆる切腹の間をデザイン的に採用した施主がいたとして、その友人が家を見に来たときに何というか?

Last-modified: 2025-02-14 (金) 02:06:09 (JST) (26d) by 畳のほりごめ