畳のサイズのことで主に近畿・中国・四国・九州で使われている
955mm×1910mm
本間ともいう
畳のサイズのことで主に愛知・岐阜・三重で使われている
910mm×1820mm
三六間ともいう
畳のサイズのことで主に静岡以北全国で使われている
880mm×1760mm
五八間とも言う
関東間(五八間)より小さく、その基準はない。
約840×1680mmほど
- 一般的に、上記のサイズは1畳[8]物のことで、その半分のサイズの物を半畳[8](はんじょう)と言う。
(Tackmix[10] の考察)
- 日本の家屋は、もともとは畳の大きさ[3]に合わせて作られていたと言われている。
畳のサイズが地方で違うのは、おそらく長さの基準として使っていたのが検地棒であったからだと考えられている。幕府の税制土地の広さなどの測量に、その基準となる長さが必要だった。
城内の「柱の中心から柱の中心まで」が基準となり、これが検地棒として定められた。
- 家屋の建築では、生産性の向上から基準の長さを必要としたのは想像に難くない。
現代のように、正確で長い測定器(メジャーや定規)が無い時代に、唯一長さの基準として使えたのは検地棒であったのであろう。この名残は、6尺(畳[8]の長辺)を一間というところにもある。
これによって、幕府が栄えた土地の付近一帯で長さの等しい畳[8]が増えたのだろう。
- 中京間が小さくなったのは、幕府が財政確保のために検地棒を短くしたためと言われており、もともと「柱の中心から中心まで」が、「柱の内側から内側まで」となり柱一本分(つまり3寸・約90mm)小さくなったのだと思われる。
- この後、関東間が小さくなったのは別の理由と考えられる。
部屋の造りが多彩になり、建物が画一的でなくなると同時に、畳[8]も寸法[2]を合わせる必要が出てきたのが原因だろう。おそらく、このころになると、長い定規の必要性が高まり、中京間を6尺とした長さが定着しつつあったのだと思われる。そこに、壁を内側に厚くする工法などが生まれ、6尺基準から小さく切り落とすという「材料からのオーダーメイド」という形ができあがったのだと思われる。*1
- 関東間の工法で確立されたように、現代では多様な建築様式の中で部屋の大きさ・形にぴったりと合わせて作る必要が出てきている。また、メーターモジュール工法に対応する畳[8]も必要となり、1820×910mm(6尺×3尺)未満に切り落とすか、2000mm×1000mm未満に切り落とすかの違いのみ存在している。
- 団地間が小さくなったのは、部屋を小さくすることによって部屋数を増やすためではなく、集合住宅の構造上、壁内に配管などを通したり、断熱効果を上げたりするために、基準寸法[2]より部屋の内側に狭くなったためである。
よって、畳の大きさだけではなく部屋の中で形も違う畳が組み合わされることになった
Last-modified: 2020-11-04 (水) 04:58:47 (JST) (1608d) by 畳のほりごめ
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