畳のほりごめ さんの日記
2009
2月
20
(金)
17:21
和室や畳のカビ?湿度が上がるとどうなる?
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社長のぼやき(^^;
本文
3回目となったカビ講座です。
さて、前回・前々回をちょっとだけおさらい。
「カビが発生した」という状態は、カビの胞子が成長し繁殖した状態を言い、その一番の要因は胞子の定着したところに水分が豊富になっていること。
ここでいう、水分とは水蒸気のことです。
梅雨時は、湿度が上がります。湿度とはご存知の様に空気中に含まれている水の量を割合で言っています。空気中に「もうこれ以上は水が留まれない」という状態を湿度100%(飽和状態)と言い、雨が降っているときの大気は殆ど湿度100%です。
水が空気中に留まれなくなるから、水滴として落ちてくるんですね。
よく、カビ対策に「風通しを良くしてください」と言いますが、これは確かに効果があるのですが、湿度が高いときに窓を開けたりするのは、高い湿度の空気を呼び込んでいる様なもので逆効果になる場合があります。
一般的に、昔の住宅では、カビの繁殖は梅雨時に多かったものです。しかし、現在はそうなっていません。なぜなら、エアコンの除湿機能が付き、室内を密閉できるので外気よりも湿度が下がることが多いのです。
そして、この室内の密閉状態が、結露の原因となります。
冬の室内生活を考えてみてください。
暖房は「今居る部屋」だけというのが普通です。洗濯物の乾きが遅いので室内干しが普通です。乾燥に注意するあまり、加湿器を使っている場合もあります。
これは、全て室内に水分を撒き散らしていることになります。
石油ストーブは、実はかなりの水蒸気を放出します。
石油は炭化水素化合物で、それを燃やすということは、酸素と結合をさせていることになります。
炭化(C)水素(H)化合物と酸素・・・CとO2 が化合すると、CO2、つまり二酸化炭素・・これはよくわかります。
では、HとO2だと・・・分子個数が変わりますが、H2O、つまり水が放出されているのです。
ここでのキーワードは、暖房によって温められた空気が多量の水分を含んだ状態になっている、ということ。
一般的に、空気が暖まっていればいるほど、水の溶け込む量が多くなります。水に溶かす塩の量よりお湯に溶かす塩の量が多いのと同じです。
この暖まって大量の水分が含まれている室内の空気が、隣の部屋の扉を開けたときにどうなるか?
この時、隣の部屋は暖房されていないことが多いです。壁や窓床の全てが冷えた状態になっています。そこに、湿度の高い空気が流れ込み、急激に冷やされ湿度100%を越えて結露するわけです。
この理由から、北側の部屋の窓際、玄関、壁などが部分的に湿度が高い状態になってしまい、カビ繁殖の原因となっていたのです。
このような理屈は、断熱効果が上がり、部屋単位の生活をする様になった現代の特徴です。さすがに、玄関周りは断熱されていないので、カビが繁殖しやすいのです。
実際には、生活方法を変えるのは非常に難しいです。
しかし、ここで一番最初の「共通点」を思い出してください。
5・日中、洗濯物を室内で干している。
6・石油ストーブを使うことが多い。
7・加湿器を使っている。
8・お風呂場のカビが気になり浴室の扉をあけている。
このあたりを、もうちょっと気を配ることは出来ないでしょうか?
まだまだ続きます・・・・(^^;
さて、前回・前々回をちょっとだけおさらい。
「カビが発生した」という状態は、カビの胞子が成長し繁殖した状態を言い、その一番の要因は胞子の定着したところに水分が豊富になっていること。
ここでいう、水分とは水蒸気のことです。
梅雨時は、湿度が上がります。湿度とはご存知の様に空気中に含まれている水の量を割合で言っています。空気中に「もうこれ以上は水が留まれない」という状態を湿度100%(飽和状態)と言い、雨が降っているときの大気は殆ど湿度100%です。
水が空気中に留まれなくなるから、水滴として落ちてくるんですね。
よく、カビ対策に「風通しを良くしてください」と言いますが、これは確かに効果があるのですが、湿度が高いときに窓を開けたりするのは、高い湿度の空気を呼び込んでいる様なもので逆効果になる場合があります。
一般的に、昔の住宅では、カビの繁殖は梅雨時に多かったものです。しかし、現在はそうなっていません。なぜなら、エアコンの除湿機能が付き、室内を密閉できるので外気よりも湿度が下がることが多いのです。
そして、この室内の密閉状態が、結露の原因となります。
冬の室内生活を考えてみてください。
暖房は「今居る部屋」だけというのが普通です。洗濯物の乾きが遅いので室内干しが普通です。乾燥に注意するあまり、加湿器を使っている場合もあります。
これは、全て室内に水分を撒き散らしていることになります。
石油ストーブは、実はかなりの水蒸気を放出します。
石油は炭化水素化合物で、それを燃やすということは、酸素と結合をさせていることになります。
炭化(C)水素(H)化合物と酸素・・・CとO2 が化合すると、CO2、つまり二酸化炭素・・これはよくわかります。
では、HとO2だと・・・分子個数が変わりますが、H2O、つまり水が放出されているのです。
ここでのキーワードは、暖房によって温められた空気が多量の水分を含んだ状態になっている、ということ。
一般的に、空気が暖まっていればいるほど、水の溶け込む量が多くなります。水に溶かす塩の量よりお湯に溶かす塩の量が多いのと同じです。
この暖まって大量の水分が含まれている室内の空気が、隣の部屋の扉を開けたときにどうなるか?
この時、隣の部屋は暖房されていないことが多いです。壁や窓床の全てが冷えた状態になっています。そこに、湿度の高い空気が流れ込み、急激に冷やされ湿度100%を越えて結露するわけです。
この理由から、北側の部屋の窓際、玄関、壁などが部分的に湿度が高い状態になってしまい、カビ繁殖の原因となっていたのです。
このような理屈は、断熱効果が上がり、部屋単位の生活をする様になった現代の特徴です。さすがに、玄関周りは断熱されていないので、カビが繁殖しやすいのです。
実際には、生活方法を変えるのは非常に難しいです。
しかし、ここで一番最初の「共通点」を思い出してください。
5・日中、洗濯物を室内で干している。
6・石油ストーブを使うことが多い。
7・加湿器を使っている。
8・お風呂場のカビが気になり浴室の扉をあけている。
このあたりを、もうちょっと気を配ることは出来ないでしょうか?
まだまだ続きます・・・・(^^;
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